「土佐水木賞」(GⅢ)決勝戦 ~高知競輪場~

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島川将貴
四国から優勝者を出すべく気合十分
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岩谷拓磨
デキの良さ自覚している
 4人がGⅢ決勝に初進出でフレッシュな顔ぶれになった

 2月26日から高知競輪場で開催されている施設整備等協賛競輪「土佐水木賞」(GⅢ)は、明日の3月1日に決勝戦が行われる。注目の並びは以下の通り。

 ⑨島川将貴-⑥宗崎世連-①田尾駿介-④佐々木則幸

 ②金子幸央-⑤志村太賀

 ➆岩谷拓磨-⑧阿部将大
 
 ③中西大

 全日本選抜競輪直後の開催で、宗崎世連、田尾駿介、岩谷拓磨、阿部将大の4名が初のGⅢ決勝に進出。四国4人は島川将貴が先頭で、地元の重鎮・佐々木則幸が4番手を固める布陣となり、九州勢は若さと勢いが魅力のヤングマンの前後に注目が集まった。

 四国の先陣を切る島川将貴は「今回は軽すぎて踏み出しはかなり良いけど、最後の2センターからスカスカする。踏み直しがイマイチって感じですね。決勝は単騎が多くて、ダッシュマンも多い。金子さんはまくりだろうし、岩谷君も(優勝を)狙ってくる感じでしょう。自分が先行になりそうだからしっかりと考えて走りたい。4車もいるからラインから優勝者を出したいですね」

 番手の宗崎世連は「頭が真っ白であんまり覚えていないけど、ラインのおかげで勝ち上がらせてもらった。うれしさというか、興奮してよくわかないけど、G3の決勝は、まさかです。本当にうれしい。(脚は)神ががってますね。力は120%出ています。みんなで話し合って番手になったから責任重大だし、しっかりと頑張りたい」

 3番手の田尾駿介は「前に(G3の)準決勝に乗った時はチャンスで負けていたので、今日こそはの気持ちだった。みんなと話して自分は3番手。3番手の仕事をしてそこから(優勝を)狙っていきたい」

 支部長でもある佐々木則幸が4番手を固める。「今開催が始まってからもし、みんなで並ぶことがあれば、一番後ろと決めていた。みんなに世話になっているからね。この歳でF1戦でも決勝に乗れないのに決勝に乗れて嬉しい。林君が男気を見せてくれたおかげ。10レースで世連が決勝に乗って気楽になった。気持ちが楽になりましたね。レベルが上がる中でも何とか対応できている。やっぱり地元は特別。声援も嬉しい」

 九州の先頭は岩谷拓磨。「自分は自力でやりたい気持ちを伝えて、あとは阿部さんがどうするかでした。阿部さんも自分で動きたい気持ちがあったし、(今回が初のGⅢ出場で)いろいろと思いがあったんだと思う。タイムが出ているし、仕上がりもいい。決勝も力を出し切れれば」

 阿部将大は最後まで悩んだが九州連係を選択した。「自力でやりたい気持ちがあったので、だいぶ悩んだが、九州が別々になるよりはと思った。番手はA級の時にあって、覚えているのは、緒方君の後ろで優勝しました。(S級の)初決勝で初優勝も夢じゃないと思うので頑張りたい」

 

池端航一記者

2022年2月28日 18時38分

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