ルーキーチャンピオンレースは激戦! ~名古屋競輪~

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119期の頂点に立つのは果たして…
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犬伏湧也
在所ナンバーワンの実力を示すか
輪界の未来を背負って立つ

 名古屋記念最終日9Rに、ルーキーチャンピオンレース『若鷲賞』が行われる。粒ぞろいの119期の中でも精鋭たちが集結し、競輪ファン必見のレースになるだろう。

 まず注目は在所成績ナンバーワンの犬伏湧也(119期・徳島)だ。すでにS級で2度の優勝を手にしており、直前の2月四日市は完全V。断然の実績を引っさげて登場する。四国勢3車の先頭で、そのポテンシャルを爆発させる。
 「しっかりラインで決められていることが多いし、先行もできているのでペースをつかめてきたかな。まだ後続距離を伸ばしていきたいし、レースの流れをつかみたい。経験値を増やしていきたいですね。(今の目標は)G1に出れる様に頑張りたい。四国は3人いるし、ラインを組んで頑張りたかった。後ろに付いてもらえるので頑張りたい」

 四国勢と別にラインが出来るのは岡山コンビだけ。犬伏と同じくS級に在籍している山根将太(岡山・119期)は、橋本凌汰(岡山・119期)に前を任せることに。1月豊橋記念で2勝を挙げ、2月小倉の準決では原田研太朗(徳島・98期)の連勝をストップさせた勝負強さは必見だ。
 「ちょっとずつ良くなってきた。走れてるかなって感じはあるけど、全体的に足りていないし課題だらけだと思う。橋本君とはよく一緒に練習しています。人の後ろを回るのは初めて。分からないので試してみたい。(犬伏を)倒せる様に精一杯頑張ります」

 志田龍星(岐阜・119期)は地元中部地区からただ一人の出場。まだA級だが、PIST6ではS級相手に優勝を飾るなど秘めたる力は計り知れない。
 「(デビューしてから)怪我してないのでとりあえずはって感じですね。前回は欠場明けでよくなかったので、休まず練習しました。単騎になるので、前々にいって勝負できるように。単騎はあまり経験はないけど、苦手ではない。みんなS級なので遅れない様に。(犬伏は)意識するし、ラインの先頭なのも気になる」

 昨年『若鷲賞』を制した山口拳矢(岐阜・117期)のその後の活躍は筆舌に尽くしがたい。今年、119期の頂点に立つのは果たして誰なのか。 

熊谷洋祐記者

2022年3月5日 19時40分

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