ルーキーSは波乱で閉幕 ~大宮競輪場~

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優勝で弾みをつけた小西晴己(写真右)と渡部遥
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渡部遥
待望の初勝利で優勝
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小西晴己
センスを感じさせる追い込みV
いよいよ7月から本格デビュー

 大宮競輪場で開催された「競輪ルーキーシリーズ2022」は、6月13日に最終日を迎えた。121期、122期の決勝が行われ、ともに波乱の決着となった。122期のガールズケイリンは、渡部遥(愛媛)が初勝利で優勝。人気を集めた畠山ひすいは果敢に攻めたが5着に沈んだ。また、121期は、まくった日高裕太を追い込んだ小西晴己(三重)が優勝。前回の四日市では2日目に失格を喫していただけに、この優勝がチャレンジデビューへの追い風になりそうだ。4月30日の松戸から始まったルーキーシリーズも今シリーズがラスト。同期でしのぎを削ったこの走りを励みに、7月からの“本格デビュー”に臨む。


【渡部 遥(愛媛・122期・L1)次回は7月11日からの高松FIIに出走予定】
 「(優勝は)ビックリしてます。でも、自力が出せなかったのが悔しいです。予選(2走の合計)でも1ポイントで決勝に乗らせてもらったので、決勝に乗れたことがうれしかった。みんな仕掛けるタイミングが早かった。(最終)ホームであんなに踏むと思ってなかった。それで包まれてしまった。やっぱり自力で勝ちたかったです。でも、(2日目の)予選では自力を出して5着ですし、力不足です。7月からは先輩方と走らせてもらって、自分のタイミングで積極的に仕掛けられる選手になりたいです」

【小西 晴己(三重・121期・A3)次回は7月10日からの四日市FIIに出走予定】
 「真鍋(顕汰)さんのペースが良かったし、後ろだったんで勝機はあると思った。日高(裕太)君も来たんで、どっちにもいられる位置が大切かなと。結果、日高君がいったんで、纐纈(洸翔)君をどける感じになりました。(優勝はチャレンジに向けて)いい弾みになります。でも、これが過信にならないように、またしっかりと練習をしていきたいです。(前回の四日市は失格で)地元のファンの方々に申し訳なかったので、(7月のチャレンジでは)先行して信頼を取り戻したいです」

竹内祥郎記者

2022年6月13日 18時06分

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