仕上がり良い小西晴己が橋本英也の前回り ~青森競輪~

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小西晴己
仕上がりの良さを実感
調整期間が取れて自信あり

 青森競輪モーニングF2は26日(土)に初日が行われた。6Rでは人気を集めた小西晴己(三重・121期)がカマシで圧倒。白星スタートを切った。

 赤板で誘導を降ろした小西は、打鐘4コーナーから仕掛けて土田栄二を叩き切る。後ろは離れてしまったが、堂々と押し切った。
 「前に同じような展開で変なところで仕掛けて負けたことがあったんです。その反省を生かして、自分は楽だけど、相手にとってはきついところで仕掛けました。あそこから仕掛ければ、自分は山降ろしで、相手は平面なので。出切った後も気持ちいいぐらい回せました。すごい軽かったですね」

 前回の小田原は練習不足による自信のなさから、消極的な競走が目立ってしまった。そこから中22日空いた今回は、納得のいく練習ができたようで表情もすこぶる明るい。準決勝7Rは橋本英也(岐阜・113期)と同じ番組になるサプライズ。出し惜しみはしない構えだ。
 「初日の前半は回してる感じだったのに、1周のタイムが良かった。しっかり練習できた成果だと思います。(橋本)英也さんとは富山の決勝で連係して優勝を獲ってもらったことがあります。英也さんが後ろなら、思いっ切り行きます」

 積極策に迷いはない。ただ、ここで発進役で終わるような小さい器ではないことも確かだ。

熊谷洋祐記者

2023年8月26日 14時34分

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