山本伸一が脇本雄太に付け切って準決勝に進出 ~高知記念~

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山本伸一
競輪選手としてデビューした思い入れの地で決勝を目指す
想像を超える強さの脇本に食らいつき自信を深める

 4月7日(金)に高知競輪場で行われた開設73周年記念『よさこい賞争覇戦』のシリーズ2日目の二次予選メインとなる12レースは高知で競輪選手としてデビューしている山本伸一(101期・奈良)が初めて番手を回った脇本雄太の強烈なスピードにも対応して2着をキープ。2車単の一番人気に応えて二次予選を突破した。
 
 二次予選を走った脇本雄太の上がりタイムは13秒5。風が弱まったとは言え、ほかのレースとは1秒近くも早いタイムで駆け抜けた脇本雄太の仕掛けに付け切った山本伸一は「もちろん強いのは知っていましたし、イメージはしていました。でもそのイメージは軽く超えてきましたけど良かったです」と胸をなでおろした。「みんな出脚よりも加速がやばいって言っていたんで、そこは集中していました。でも離れる感じもなかったですけど抜ける感じも全くでしたね。最後も踏み直したというか加速したんで。めちゃくちゃ強かったですね」と驚きを隠せない様子。それでも「いいイメージはできなので。自力でも離れる選手がいるくらいなので、しっかりと付け切れたので自信になりますね。このイメージを持って準決勝に望めれば」。
 山本伸一はいまでこそ奈良籍だが、その前は京都籍で、その前は高知籍であった。野球の独立リーグの高知ファイティングドッグスでプレーしてだけあって高知は思い入れも強いバンク。「落車とかもあって調子を落としてしまっていましたけど、だんだんと良くなってきて体も整ってきたので。久々に決勝に乗りたいですね」と二次予選でつかんだ自信を胸に準決勝は脇本雄太のライン3番手回りで追走に専念する。

細川和輝記者

2023年4月7日 19時47分

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