復調の手応えつかむ房州輝也 ~立川競輪場~

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房州輝也
経験値を武器に強敵撃破を狙う
落車の影響が薄れ本領発揮へ

 5月6日(土)から立川競輪場で始まった『モーニング7』シリーズ。初日の2レースでは房州輝也(福島・91期)が予選では久々となる白星をつかんだ。

 房州は前回の静岡で初日、準決勝と鋭いまくりで久々に決勝へと進出。勢いに乗って参戦した今回も、うまく中団を確保すると3コーナーからのまくりで白星スタートを切った。1月松戸初日の落車で肩を痛め、3月いわき平から復帰も軌道には乗れず。しかし、「4月の名古屋あたりから肩の痛みがなくなった。乗れてはいたけど、痛みがなくなって楽に走れるようになった。自分はリラックスして走る方がいいので。セッティングも定まってきてかみ合ったからこの状態までこれた」と状態が良くなったことでまくりにキレが戻ってきた。

 「初日も中団がうまく取れたけど、後ろなったらどうするかとかいろんなパターンを考えていた。自分は経験だけはあるので」と19年までS級で活躍していただけに戦法は多彩。「今はまくりだけで、先行ができていないし結局は最後は脚がモノをいう。それでも今の状態で勝てるように。考えて走ります」と、準決勝は7レースで強力な地元勢が相手だが、若手を翻弄して再び鋭いまくりを決めるシーンも十分だ。

角田祐馬記者

2023年5月6日 13時30分

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