脇本雄太、古性優作、佐藤慎太郎のS班3名は揃って白星! ~福井競輪場~

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脇本雄太
地元エースとして優出はノルマだ
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古性優作
満身創痍も実力は争覇級
S班の責任を果たす

 7月23日に福井競輪場で「不死鳥杯」(G3)の2日目が開催された。メインは二次予選7個レースとなり、注目を集めるS班の脇本雄太、古性優作、佐藤慎太郎は揃って勝利を収めた。

 まず10Rに登場した佐藤は渡邉一成の逃げに乗って、別線をけん制し、直線で鋭く抜け出し勝利。
 「(このメンバーでは渡邉一成の)スピードが抜けていたと思うし、どういう展開でも対応してくれるんじゃないかと。(渡邉が)結構、スピードを上げていったんで、ジャン辺りではあの感じだとほぼ突っ張りだろうと。いいペースでしたね。ただ、(渡邉)一成がペースをつくっているところで、(林慶次郎に)来られた。直線で難しいところだったけど、一成が踏み直してくれた。自分はあの展開で1着が取れないってなると相当悪いだろうし、一成のおかげです」と振り返った。
  
 古性は11Rに登場。別線に警戒されて苦しい展開になったが、最後は強引にまくり上げて荻原尚人と1着同着。
 「今日は初手に関しては取った所からで勝負していこうと。ただただ力がなかったですね。申し訳なかった。全部が悪いですね、力がないです。今開催中に修正するのは無理ですね。クールダウンだけしっかりしてまた明日に臨みたいと思います」とレース後は終始反省しきりだった。

 トリを務めたのは地元のエース脇本。後方でじっくり構える展開だったが、上がり10秒6のバンクレコードタイで一気に前団をまくり切った。
 「思ってた以上に金子(幸央)君にヤル気があった。自分にとってはそれがプラスの材料でした。(中団にいた)竹内(翼)君のけん制でコースがないかと思って、それが仕掛けが遅れた原因です。感触は良かったけど、河野(通孝)さんのブロックで戻る時に後輪がドリフトした。もうちょっと機敏に反応しないと。初日は新車を使ったんですけど、ダメだったんで戻しました。前回のサマーナイトフェスティバルと同じフレームなので、違和感は取れたかなと」と修正に成功した様子。

 24日に行われる準決勝戦でもS班3名はおそらく人気になるだろう。ファンの期待に応えるべく、再び実力を存分に発揮してもらいたい。
 

本吉慶司記者

2023年7月23日 19時08分

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