古性優作が『スーパープロピストレーサー賞』を制す ~青森競輪場~


ライン3番手でサポートしながら直線で中割り強襲
5月25日に青森競輪場で全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪の『スーパープロピストレーサー賞』が行われた。寺崎浩平を先頭に4車で結束した中近ライン。番手を任されていた脇本雄太は眞杉匠に脚力を削られて苦しい展開となったが、脇本雄太の後ろで脚をためていた古性優作(大阪・100期)が最終4コーナーで清水裕友と松谷秀幸の間を割って直線で突き抜けた。
【レース経過】
スタートは1番車の古性優作が出て、寺崎浩平-脇本雄太-古性-浅井康太の中部近畿4車が前受け。中団は清水裕友-松谷秀幸の2車となり、眞杉匠-吉田拓矢-武藤龍生の関東勢が後ろ攻めからレースを進める。青板のバックで寺崎は誘導と距離を空け始め、上昇してきた眞杉をけん制しながら、赤板をめがけて一気にスピードを上げる。眞杉は寺崎を叩けずに、脇本の外で止まり、2番手の位置で併走に。前団の動きを見極めていた清水裕友は打鐘の2センターからスパート。前団がもつれていたところを2コーナーでまくりきる。すると、脇本は自力にシフトして踏んでいくが、スピードの乗りは一息。古性は脇本が止まったと見るや、最終2センターで内に入り、直線は清水と松谷の間を割って先頭でゴール線を駆け抜けた。
【優勝者 古性優作インタビュー】
「ダービー終わってから1週間トレーニングして、もう本当に体が動かなくて宇都宮を欠場して。本当、10日ぐらいできるだけ休んでっていう感じだったんですけど。今年の中で一番楽だった気はします。(初手は)一番目の理想はあの位置ではなかったんですけど、清水君が前を取りそうだったので前からっていう感じですね。眞杉君が前を取ったら中団かなみたいな感じでしたけど、清水君が前を取りそうだったので。寺崎君も出させる気も一切なかったですし、眞杉君も脇本さんの外勝負っていう感じだったんで。清水君は本当にああいう所ですかさず来るっていうのが清水君ですし、本当に隙のない選手なので。もう出ていったときには勝負圏外になったなって思ったんですけど。とにかく一回、脇本さんを迎え入れて、あとは脇本さんが力を出し切ってそこからは自分の判断だなって思ったので。本当に最後の最後まで待ってっていう感じでした。脇本さんもヨシタク(吉田拓矢)がきて被ったときに、完全に力が抜けていくのもわかりましたし。松谷さんに張られる感じで外に走っていっちゃったんで。ここはもう内へいくしかないなっていう感じでした。脚に余裕はあったので、コースが空いたら勝負できるなっていう感じで。寺崎君もあんだけ頑張ってくれたので」
2025年5月25日 18時12分
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選手詳細データ
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古性優作 選手大阪・100期