古性優作が和歌山記念を連覇 ~和歌山競輪場~
昨年9月の富山記念以来、通算13回目のGⅢ制覇を達成
1月13日に最終日が行われた和歌山競輪開設75周年記念『和歌山グランプリ』(GⅢ)の決勝戦は、王者の古性優作(大阪・100期)が先まくりを打つ松本貴治(愛媛・111期)の上を更にまくりでのみ込んで、当地記念の連覇を達成した。
レースは地元の石塚輪太郎が打鐘前から主導権をにぎるが、松本貴治が番手に飛び付いて地元勢の分断に出る。最終ホームで松本が番手を奪い、バック手前から先まくりを打つが、後方から徐々に車間を詰めた古性優作が直線で松本を捕えて、通算13度目のGⅢ制覇を果たした。
【優勝者インタビュー】
「結局前検日に入ったまま、疲労感が抜けなくて、苦しかった。(赤板で)踏み込みたいタイミングがあったけど、(誘導員早期追い抜きが)怖くなって、バックを踏んでる間に(菅田に)差し込まれた。隙があったし、僕が下手だった。脚がたまらなくて、正直周回中からきつくて、優勝できたから良かったものの、ヤバいなってずっと思ってた。前との車間も、脚を使わないギリギリで回してる中で、自然と空いた車間だった。前の(併走の)決着が長引いて、それも苦しかった。近畿で別線でやる以上は、思いっきり力勝負がしたかった。(石塚)輪太郎も、これからの近畿を背負ってくれないと困る選手ですし、僕も愛を持って力勝負がしたかったのに、ああいうレースになって、変な気持ちです。自分でチャンスを潰して、リカバリーした感じですけど、ラインで決まってないですし、もっとしっかり力でねじ伏せたかった。(今年の目標は)とにかくGIの決勝に乗って、そこでしっかりと戦って、僕に付いてくれば2着はあるっていうレースをすれば、おのずと近畿でグランプリに乗れる確率は高くなると思う。成長しないといけないんで、昨年の成績よりも良い成績を残せるようにしたい」
2025年1月13日 17時28分
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選手詳細データ
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古性優作 選手大阪・100期