「気負わずに構えずにいきたい」

　7月27日から松戸競輪場で開催されているF2ガールズ・『第７回ＷｉｔｈＤｒｅａｍＣｕｐ』は初日が終了。6月のレインボーカップチャレンジファイナルで優勝して特別昇班を果たした岸田剛（福井・121期）は前回開催の玉野は連勝で勝ち上がり決勝3着と上々のスタート。今開催の初日も予選メインで地元を連れて別線完封で逃げ切りとポテンシャルの高さを見せつけた。

　「スタートは前からで遅ければ突っ張ろうと。（別線がきたので下げて）緩んだ所でいきました。鐘で出切る感じでいったので駆け所は良かった。ホームが凄く回せてバックが向かい風だったので踏んだ。（後ろを）振り切れて良かった」と納得のレースができた様子。

　「今開催で1、2班戦2場所目だけど、チャレンジよりも流れてくれて、低速から駆けることがないので合っているのかも」と早くも1,2班戦の流れに順応している。

　師匠は脇本雄太（福井・94期）で「師匠の福井記念はみていました。決勝は残念でしたけど、連日、師匠は強かった。（師匠を）見習って強くなりたい。普段は師匠や、（脇本）勇希君たちと練習させてもらっている」と競輪界最強が身近にいるのはこれ以上ない最高の環境だ。

　「チャレンジ時代は特進を狙っていたけど、今は気負わずに構えずにいきたい。来年の今頃は福井記念に出場できるように」とS級への昇級は焦っておらず、来年の“福井記念出場”を目標に今は地道に脚力と点数を上げることを意識している。

　準決勝の岸田は初日同様に11レースに出走。発走予定時刻は19時54分。豪快スパートで再び別線を封じる展開も十分にありそうだ。

• 選手詳細データ

• 
  岸田剛 選手福井・121期