田尾駿介がGⅢ初優勝 ~京王閣競輪場~

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田尾駿介
優勝カップを手にG3制覇の喜びを噛みしめる
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番手の久保田泰弘を3/4車輪差で追い込みゴール線を突き抜けた
S級初優勝の喜びは家族とともに

 8月13日(日)に京王閣競輪場で行われた大阪・関西万博協賛GⅢ『後閑信一・高木真備 日本名輪会カップ』のシリーズ最終日の12R決勝は田尾駿介が優勝。GⅢ初優勝がS級優勝となった。レースは打鐘前に河端朋之が仕掛けると2番手の久保田泰弘、3番手の田尾駿介はからまれずに出切った。河端のかかりが良く、中団キープの鈴木竜士や、窓場千加頼はなかなか仕掛けられない。田尾は最終4コーナー3番手から外のコースを踏んで鮮やかな強襲劇を見せた。

 【田尾駿介(1着)】
 「どんな展開でも久保田と僕のところは粘られると思って覚悟をしていた。河端さんがうまく組み立ててくれました。(窓場が)先に動いてくれたのが勝因かなと。鈴木君の所は締めて回ろうと。そこを凌げたのが大きいですね。2番手が久保田だったので信頼していて、(自分は)内を空けないように意識して走った。河端さんがかかっていて全部してくれたと思う。内を空けないようにして4コーナーからは前に踏ませてもらった。道中でしっかりと回せていたので、伸びるイメージはありました。伸びていく感じもあったが、まさか久保田まで抜けるとは。1着だと思ったが、無我夢中で踏んでいたのでVTRを確認してでしたね。これからは見られる立場で大事だと思う。隙のないレースをしていきたいですね。まだまだ技術不足ですし、四国の先輩にアドバイスをもらいながら、後輩の頑張りに応えられるように頑張りたい。(S級初優勝の喜びは)家族に伝えたい。妻、子ども、両親へ。子どもは3人いるので頑張っていかないと」

小山裕哉記者

2023年8月13日 22時05分

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