同門連係で奮起する格清洋介 ~松戸競輪場~

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格清洋介
弟デシの前で一肌脱ぐ
弟デシの前でやることは一つ

 1月23日(火)から松戸競輪場で始まった『創刊55周年第23回夕刊フジ杯』は25日(木)に最終日を迎える。
 12レースに行われるS級決勝は静岡同門コンビの連係に注目だ。先に勝ち上がった格清洋介(111期・静岡)は「突っ張ろうとして失敗したけど、仕掛けようという気持ちがあったからもつれたところをいけた。連勝なんてS級で初めてだし、決勝も久々。このあと走る大石(剣士)君は同門で弟デシ。自分の方があとからデビューしたけど兄デシなんです。連係できたらうれしいですね」と後輩の勝ち上がりを願ったが、その大石も最終レースで2着に入り勝ち上がり。
 決勝のメンバーが決まり、まず地元の和田健太郎が静岡2人の連係を尊重し、3番手回りを宣言。同門の話し合いは長引いたが、格清が前回りとなった。「どっちでもよかったし、年齢順で番手でも良かったんですが、大石君はダービー出場の権利がかかっているって知らなくて。それなら自分は何もかかっていないし前で頑張ろうと。どっちかというと普段やっていることだし、前のほうが気楽ですしね」と話し兄デシの格清が前回りに。
 番手を回る大石は「次いつあるかわからない同門連係。前で頑張りたい気持ちもあるけど、甘えさせてもらって。こうなった以上は優勝を取らないと」と気を引き締めるだけに同門の絆が実るか目が離せない。

角田祐馬記者

2024年1月24日 21時55分

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