地元の中井太祐、俊亮がシリーズを盛り上げる

　6月6日（木）から奈良競輪場を舞台に第9回大阪・関西万博協賛競輪が幕を開ける。地元の中井兄弟がそろって参戦し、優勝を目指して初日から存在感を放つ。兄の中井太祐（奈良・97期）は10レースの予選に登場。弟の中井俊亮（奈良・103期）は初日特選に出走し、石塚輪太郎を目標に他地区を迎え撃つ。
　　
　弟の俊亮は2次予選敗退に終わった2月の地元記念の分まで今シリーズに想いをぶつける。
　「前回からは練習の上積みというよりも、疲れを取るようにしてきた。決勝に乗りたいという気持ちはあるが、まずは1戦、1戦気持ちを入れて走りたい。番手が増えてきて、前でやるのとは違う緊張感があるけど、いい経験になっている。（２月の奈良記念は２予で）落車に巻き込まれたので、その分もと、思っています」
　
　兄の太祐は前回の玉野で優勝してリズム良く参戦。2度目の連係となる谷和也を的確にリードして白星スタートを狙っている。
　「前回の玉野で優勝できましたし、終わってからもケアと練習をしていい状態でこれました。地元戦はG3だけじゃなくても結果が欲しい場所ですし、しっかりと勝ち上がっていけるように。まずは決勝に勝ち上がらないとなので」
　
　2月の春日賞争奪戦では地元の三谷竜生と三谷将太の兄弟が強敵を打ち破り決勝でワンツーを決めている。今シリーズは地元G3初制覇を目指している中井兄弟が奈良バンクを熱くする。

• 選手詳細データ

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  中井俊亮 選手奈良・103期