さらなる成長へ、林慶次郎が奮闘 ~京王閣競輪場~

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林慶次郎
Gレースで頭角を現すため格上撃破狙う
準決勝は正念場

 8月25日(日)から京王閣競輪場で始まった『後閑信一C&Kドリ杯&報知杯』。

 台風が近づく影響で開催初日はバンクに強風が吹くコンディションだったが、10レースに出走した林慶次郎(福岡・111期)は強烈なカマシを決めてラインでの上位独占を演出。番手の渡辺十夢を振り切る強じんな末脚も光った。
 「風が強かったですけど、バンクは軽く感じた。しっかり踏めているんだと思う」と状態が良く、強風も何のその。

 近況はF1戦では決勝の常連になりつつあり、Gレースでも1着が目立つようになり上昇一途。「記念の二次予選でしっかり勝てるようになるのが今の課題。裏開催ならなんとかなるけど、G1級の選手やS1上位の相手にはまだまだ。後手を踏んでも巻き返せるようなスピードをつける練習をして、カマシやまくりに自信を持てている」と明確な課題を持ち、克服するための練習の成果が出ている。
 準決勝は、オールスターに出場した根田空史らが相手。現状の試金石にうってつけで、「結果よりも仕掛けどころでしっかり仕掛けるのを意識して」と内容にこだわった走りで結果を出す。

角田祐馬記者

2024年8月25日 21時45分

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