小岩哲也が復帰後初勝利で高配当の使者に ~松戸競輪場~

photo-93942
小岩哲也
初日の動き良かっただけに急復調なるか
復調途上を強調も兆しはみえてきた

 12月24日(火)から松戸競輪場で始まったF2ミッドナイトシリーズ『ウィンチケットミッドナイト競輪』。

 開催初日は5レースで2車単13,860円、3連単72,090円の特大配当が飛び出した。高配当を演出したのは小岩哲也(大分・101期)だ。

 小岩は初手は後ろ攻めから切ったところで菅田和宏が叩きにきて3番手の位置におさまると、そのままペースを上げていく菅田を追走。5番手から巻き返してきた齋藤宗徳に合わせて2コーナーからまくると、車の出もよく菅田をのみこんで後続をふりきってみせた。

 「すんなり3番手に入れて、脚を使わなかったので。菅田さんがぐいぐい踏むから、追っていって(齋藤が)きたから踏んだだけ」と展開を強調するも、8月別府の落車で右鎖骨や肋骨を複数本折る大けがから復帰して3場所目にしてようやくの初白星。「復帰してから体のバランスが崩れて、そのせいで変な力が入って腰痛も出てなのに。それでも前回よりは良くなっている感じはするんですよ。踏み切って進む感じがまだないけど、それが進むようになればもっとよくなる」と復調の手ごたえとまではいえずも、結果がでたことで表情は自然と明るいものに。
 
 準決勝は、初日特選を制した島村匠の番手回りに。相手にはシリーズリーダーの治田知也もいるが、勢いある2人で連係する九州タッグがもう一波乱を起こすか。
 

角田祐馬記者

2024年12月24日 23時49分

開催情報

ページトップへ