来年の地元ビッグを目指して気を引き締める松本秀

　6月12日から富山競輪場にて第13回大阪・関西万博協賛競輪が幕を開ける。高松宮記念杯の直前で、Ｓ級Ｓ班が不在のシリーズで、優勝争いはし烈を極めそう。初日特選に登場する松本秀之介（熊本・117期）は徐々に調子が上向いてきている印象で、強敵不在のシリーズで結果を求めて奮闘する。

　「昨年末（11月の武雄で）落車してからずっと良くなかったんですけど、ダービーぐらいからだんだんと動けるようになってきました。直前は雨も多くてあまり外で乗れなかったんですけど、練習はしてきました。今月から来年2月に熊本で開催される全日本選抜競輪の選考期間に入ったので、しっかりと権利を取れるように点数を上げていきたい。自分としては裏G3の成績がいままで良くなかったんですけど、今回は結果を出せるように。やっぱり普通の記念とかよりも警戒されることが多いですし、仕掛けづらくなって、仕掛けのポイントを逃してしまうことが多いので。今回はそういうことがないように、流れの中でしっかりと仕掛けていけるように」

　初日特選は岡山両者を味方に付けて３車ラインを形成した。橋本壮史にペースを委ねることなく、勝負所を見極めて豪快な仕掛けで別線攻略を目指す。

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  松本秀之介 選手熊本・117期