関東勢は別線!地元コンビが意地見せる ~西武園競輪場~

「埼玉勢で誰か獲れれば」
開設76周年記念西武園競輪日本名輪界カップ「第1回平原康多カップ」(G3)は12日、最終日を迎え12Rで決勝が争われる。関東勢は黒沢征治-宿口陽一の地元勢と、眞杉匠-吉田拓矢-金子幸央の栃茨勢で別線勝負。皿屋豊-浅井康太の三重コンビ、単騎の古性優作と佐々木豪も侮れず激戦ムードが漂う。決勝に懸ける思いは黒沢征治(埼玉・113期)と、宿口陽一(埼玉・91期)の地元コンビが誰よりも強い。
「平原康多カップ」は他地区に渡さない!
前検日から「誰がと言わず自分が(優勝を)獲りたい」と公言していた黒沢が決勝まで勝ち上がってきた。準決勝は同期の眞杉匠のまくりに食らい付き2着でクリア。
「全体的に流れていたんで、(伊藤)旭が切らなかったら粘るかなと思った。そこだけ(連結を)外さないようにしていた。そしたら全部、眞杉がやってくれたって感じでした。(伊藤が)一撃で飛んでいったので、そこからは眞杉に付いていくことだけしか考えてなかった。自分も(脚に)アタリがあったので、あとは稲川(翔)さんを見たり、いろんな人を見ちゃった。でも、稲川さんを乗り越えたら、もう眞杉に付けば大丈夫だなって。そこを気にしすぎたのかもしれないので反省ですかね」
3番手の役割をきっちりこなし、3着に流れ込んだ宿口は「僕はもう黒沢君しか見てなかった。眞杉の仕掛けを見ていたら遅れるかもしれないので、目の前の黒沢一本に絞って走っていました。内々を回らないで、外々を回れた。そこの追走の判断は良かった。踏み出しもそんなに苦じゃなかった」とレース回顧。最大限まで集中力を研ぎ澄まし、最高のパフォーマンスを発揮した。
そんな2人が決勝は栃茨勢と別でラインを形成する。宿口は「(平原康多カップは)第1回なので埼玉勢で誰か獲れれば。それが一番(平原への)恩返しになるのかな」と思いを明かす。平原氏の背中を追いかけてきた2人が、最高の走りを見せる。

小野祐一記者















