いぶし銀マーカー・高橋大作が引退

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余力を残しながらの引退となった高橋大作選手
昨年10月の地元記念を最後に

 1月30日付で東京・京王閣競輪のリーダー的存在であった高橋大作(83期)が引退した。
 本人からの報告は限られた少数に限られたようで、突然の引退にファン、関係者の間から驚きの声が上がっている。
 
 高橋は2世選手(父は高橋耕作・25期)で、1999年8月に地元・京王閣でデビュー。派手さはないが、妥協のない位置取りと鋭いタテ脚でファンの心をつかんだ。
 ビッグレースには2001年のふるさとダービー富山(GⅡ)に初参戦し、2019年4月の松戸ダービーまで数々の大会に出場している。
 また、S級で長年に渡り活躍する中で、練習グループのリーダーと後進の指導にも力を注ぎ、94期・在校ナンバーワンの鈴木雄一郎など多くの弟子も育て上げた。
 今期もS級2班の地位をキープしていたが、昨年10月の京王閣記念で落車して途中欠場すると、そこから復帰することはなく惜しまれつつ引退となった。

 2月2日~の小倉F1に参加するいとこの高橋大輝(秋田・111期)は「前から決めていたみたいです。引退して寂しいですね。その分も頑張りたい」と1日の前検日に語ってくれた。

 

堀江鉄二記者

2020年2月1日 11時41分

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