S級点確保へ勝負駆け ~立川競輪場~

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亀谷隆一
表情からも気迫が伝わる
気迫の競走で魅せた

 立川競輪ガールズF2は15日(日)に初日が開催された。注目のA級1、2班戦の初日特選12Rは、宇佐見裕輝(福島・94期)の先行に乗った佐藤佑一(岩手・92期)が1着。2着にはS級点確保へ勝負駆けの亀谷隆一(神奈川・92期)が、内のコースを突っ込んだ。

 亀谷は前検日から「前回の2、2、2着でS級点が見えてきた。今回もそれぐらいの成績か、最低でも3日間確定板に乗って、次の宇都宮(11月22日~)で着をまとめられればS級点が取れそう。ダメでも納得できるように初日は自分でやる」と、目の色を変えていた。レースでは、亀谷が中団から内をすくって埼京勢の番手を取り切るが、宇佐見が抜群のタイミングでカマして出る。勝負どころで5番手に置かれた亀谷だったが、最終3コーナーから内に進路を取ると、立川バンクの長い直線を利して2着に突っ込んだ。レース後は「一瞬バックを踏んだ分アタマまで届かなかった」と悔やんだが、判断、伸びも良く、仕上がりは申し分ない。
 
 初日をクリアしても試練の続く亀谷は決して気を緩めない。2日目は準決勝11Rに登場し目標不在の戦いだが「自分で何でもやります。植木(和広)さんが追い込みの俺に任せてくれた意味を考えて頑張ります」と別線撃破に意気込んだ。「S級で戦わないと意味がないしS級に戻りたい」。闘争心むき出しで挑む亀谷の競走から目が離せない。

 なお、2日目11Rの発走予定時刻は15時54分。エンジョイサイトでの投票締め切りは発走の5分前を予定しております。

熊谷洋祐記者

2020年11月15日 17時38分

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