ルーキー・新村穣が静岡市に寄付 ~『競輪ルーキーシリーズ2021』in静岡~

photo-26922
新村穣
静岡市公営競技事務所の石橋芳行所長に目録を手渡す

 静岡競輪場を舞台に5月1日~3日の日程で開催された『競輪ルーキーシリーズ2021』に参加した新村穣(神奈川・119期)が、今シリーズ3日間で獲得した賞金の全額を静岡市の新型コロナウイルス感染症対策基金に寄付した。

 新村は、「競輪事業が社会福祉に利用されているっていうことを多くの人に知ってほしいということと、郡司(浩平)さん、深谷(知広)さん、脇本(雄太)さんも寄付をしているし、加瀬加奈子さんはデビュー戦で賞金の全額を寄付したと聞いたので、僕も競輪を走ることしかできないですけど、今回、通常通りに静岡でルーキーシリーズを開催していただいたので、静岡市に寄付されていただきたいと思いました」とコメント。さらに、今後についても「寄付することで救える命や、苦労されている方の役に立つことができるなら、こういう活動を続けていきたい」と話した。

 在所順位こそ下位に甘んじたが、競走訓練では滝澤正光所長の助言を守って先行基本のレースを貫いてきた新村。今シリーズも予選1では打鐘先行で見せ場を作り、「仕掛けられるところからしっかり行こうと思っていた」と振り返った予選2では、最終2コーナーまくりでデビュー初勝利。最終日には神奈川ライン3車の先頭で3着に逃げ粘り、ラインを上位独占に導いた。

 次走は5月21日から大宮で開催される『競輪ルーキーシリーズ2021』に出場予定。ナショナルチーム(トラック中距離・強化指定B)にも所属しているので、今後は競輪と競技の両面で注目したい。

岡崎優美記者

2021年5月3日 19時39分

開催情報

ページトップへ