調子を上げてきた田中秀治 ~取手競輪場~

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過去にはS級在籍もある実力者。練習にも実が入り巻き返しを図る
二足の草鞋から競輪一本に集中する

 7月20日(火)から取手競輪場でFⅡモーニング開催(オールA級1、2班戦)が行われる。
ここでは徐々にだが成績が上向いている田中秀治(岐阜・82期)に注目してみた。田中は今年初めは競走得点が84点台だったが、直近では87点台と上昇している。
「焼き鳥屋の店をやっていたが、(コロナの)自粛があって店をたたんだ。その分、練習にも集中できるようになったし時間の大切さを知った」ことが好調の要因だろう。
自信が付いてきたのか目標が不在の時でも自ら番手へ切り込む競走もある。「(目標が不在の時は)自ら動くようにしないと。自分で気持ちを奮い立たせている」と気合も入ってきた。
「(自転車が)伸びてくれれば良いけど、自分は日替わりだから」と謙遜するが「おなかが締まってきた」と練習の成果も口にする。これからは日ごろの努力が実を結ぶはずだ。

木村貴宏記者

2021年7月19日 16時47分

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