復活の狼煙を上げる松澤敬輔 ~取手競輪場~

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松澤敬輔
状態の良さを自ら実感。持ち前の自在性を発揮し巻き返しを誓う
これからもスタイルは変えずに

 8月4日(水)から取手競輪場でF2モーニング開催(オールA級1、2班戦)が行われる。ここでは初日予選の3レースに登場、近況調子を上げてきている松澤敬輔(宮城・97期)をピックアップした。絶不調だった4月に比べると点数が上昇し勢いを取り戻している。「(1月平で落車して)股関節が引っ張られた感じになって。治るのに時間がかかるんですよ」。それでも状態が戻ったと感じたのは7月の宇都宮で復活を遂げたVだと語る。単騎の競走だったがうまく小野裕次(千葉・95期)の番手を取って4番手からの強襲劇だった。
 「調子は良かったが、優勝はまだ先だと思っていた。決勝も(1着に)届かないと思っていたが上がりタイム13秒台で優勝を獲れた。これで復活した。明らかに状態も良いですね」。
 好調を感じたことにより競走内容は変わるのだろうか? 自在タイプで、まくり追い込みのイメージがあるが、松澤に聞くと「やることは変わりません。以前、競走内容を変えたら失敗したので」と戦法も固まってきた。復活の手ごたえをつかみ、これからはS級復帰をまい進する。

木村貴宏記者

2021年8月3日 16時41分

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