小林泰正が初日特選を制す ~川崎競輪場~
二次予選は練習仲間の先輩と
川崎競輪場で始まった「アーバンナイトカーニバル(G3)」は、8月5日に初日が行われた。前半のガールズケイリン「アーバンナイトヴィーナス(F2)」では、奥井迪、鈴木美教、尾方真生がそれぞれ白星を挙げて人気に応えた。メインの特選では、徳島勢を受けて4番手を確保した小林泰正(群馬・113期・S1)が、早めの追い込みで1着。村田雅一、堤洋が2、3着に入り、3連単は12万円を超える好配当になった。
「久米(康平)さんが来るのが遅ければ突っ張ろうと思ってた。ただ、あそこからだと(坂本)貴史さんのまくりごろになってしまうんで、単騎の人たちが来ないように踏んでました。(前回と比べて)部品とかを戻したんで、かなりいいですし、脚の感触も前回よりもいい」
久米を突っ張り気味に踏んで脚を使わせた小林は、得意の持久戦に持ち込んで、最後もしぶとく伸びて前団をのみ込んだ。切れ味では及ばないものの、自身のセールスポイントを生かした走りで幸先のいいスタートを切った。
「練習仲間の三好(恵一郎)さんが付いてくれるので、2人で決まるように」
2日目の二次予選8レースは、練習仲間の三好との群馬ラインが形成される。今シリーズが3度目のG3になる松岡辰泰、同期の内山雅貴に森川大輔がいる細切れ戦。2年連続でのオールスター出場がかなわなかった分まで、このG3でグレード初優勝を手繰り寄せたい。