橋本凌汰が特別昇班 ~別府競輪場~

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橋本凌汰
同期の包囲網を力強く突破

 10月1日に最終日を迎えた別府FIIナイターの10Rチャレンジ決勝で橋本凌汰(岡山・119期)が完全優勝を果たした。これで橋本は、8月武雄FIIミッドナイト、9月佐世保FIIミッドナイトに続く3場所連続の完全優勝で、10月2日付けでA級2班への特別昇級を決めた。3場所連続完全優勝でのA級2班特別昇班は119期生では9人目。
 119期から4人が勝ち上がった別府の決勝は、特別昇班を阻止すべく橋本に対して包囲網が敷かれた。松本憲斗(熊本)を連れて九州2段駆けの態勢を整えた田村大(宮崎)が、橋本の上昇に合わせて赤板過ぎから突っ張り先行。下げた橋本が空いた中団に降りると、渡口勝成(山口)が番手の選手を捌いて橋本後位を奪い取る。溜めた橋本は最終2コーナーからスパート。番手まくりで応戦する松本を2センターでねじ伏せた橋本だったが、今度は渡口が激しく詰め寄る。橋本はゴール前で車体を併せて自ら渡口を止めて1着をもぎ取った。
 在所47位で、ルーキーシリーズも目立たなかった橋本だが、本格デビュー後は順調そのもの。8月武雄で3連勝して初Vを達成すると、続く9月佐世保、こことそのまま9連勝してみせた。

権田浩一記者

2021年10月2日 17時01分

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