勢い止まらぬ雨谷一樹 ~青森競輪場~

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雨谷一樹
競輪で結果を求める

 10月9日(土)、青森競輪FⅠナイター『スポーツニッポン杯』は初日が終了。第8レースでは雨谷一樹(栃木・96期)が快速まくりで人気に応えた。

 雨谷といえば、PIST6の初代王者で注目を集める一人。ナショナルチーム在籍時には、チームスプリントの第一走者を務め、ワールドカップでは日本の金メダル獲得にも貢献してきた自転車エリート。ナショナルチームは引退し、G1戦線で戦うべく日々トレーニングに励んでいる。

 今シリーズはPIST6優勝直後に参戦。前検日には「初代王者っていうのは、イメージが残るかなっていうのでよかった。ナショナルチームっていう紹介とかもされていたりしましたからね。今回は強いメンバーがいるので楽しみ」と強敵との対戦を心待ちにしてきた。

 初日のレース後は「今日は単調に力勝負。状態は良いと思います。準決勝は相手が強くなるので、この状態でどれくらい戦えるかですね。(次節の)親王牌に向けて練習メニューを考えてやってきたし、今回は出し切る競走をします」と、万全の状態で準決勝に臨む。

 「いかにG1でアピールできるか。競輪で活躍したいし、自分の脚質を生かしていきたい」。ナショナルチームで世界と戦ってきた男が、今度は競輪界でも旋風を巻き起こす。

小山裕哉記者

2021年10月9日 23時14分

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