苦しんだ中での300勝

　10月15日（金）から大宮競輪場で『関東カップ』ＦⅠガールズが開催されており、16日（土）の2日目8レースで地元の池田勇人（埼玉・90期）が節目となる300勝を達成した。
　
　レースは打鐘過ぎまで動きはなく、正攻法の佐藤佑一がそのまま駆けると初手から3番手にいた鈴木謙太郎が2コーナーからまくる。逃げる佐藤を最終バックで捕らえるとゴール前で池田勇人が差し切って節目を達成した。

　「正直、300勝は来年に持ち越しかなと思っていた。去年、一昨年から勝てなくなってきて、落車して復帰して良くなってきたと思ったらギックリ腰になってしまい、また調子が悪くなってしまった。そこから復帰してもまた前回落車したし、この調子では（300勝は）来年だろうなと」と苦しみ抜いた中で節目を達成した。「太田（真一）さんまで続けなかったのは残念だけど、同期の（鈴木）謙太郎さんと地元で決められてよかった。これは記念になりますね」と笑顔を見せた。「400勝はちょっと今の状態だと遠いですね（苦笑）。まずは333勝のぞろ目を目指します」と今後の目標を定めた。

• 選手詳細データ

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  池田勇人 選手埼玉・90期