タテ脚を磨く高橋広大 ~立川競輪場~

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高橋広大
降級後の初優勝に気合を注入
埼玉に吹く追い風に乗る

 1月27日(木)から立川競輪場でF1シリーズが開催され、2日目の4レースで目標が不発のピンチをまくりを出してしのいだ高橋広大(埼玉・99期)が降級後の初となる決勝進出を決めた。

 レースは横田政直(群馬・103期)が先行で、目標の水森湧太(東京・117期)と前期S級の高木翔(岩手・105期)で中団を取り合う展開になった。水森と高木で意地の張り合いが長引くと、最終バックで高橋は判断良くまくり上げて後続を千切る。最後は伸びていた佐山俊樹(埼玉・97期)に交わされるも埼玉ワンツー。

 共倒れになりそうなピンチをしのぐ自力を出した高橋は「A級ではタテ脚がないと話にならないので、最近は西武園に出向いて平原康多さんや宿口陽一さんに稽古を付けてもらっています。おかげで、いつでも自力を出せる脚になってきたし、意識も変わってきた。そして今は宿口さんが宮杯を獲ったフレームを使っています」と、ゲンのいいフレームと動ける脚を作ってS級への返り咲きを考えている。

 決勝は初日に連係した小原唯志(茨城・101期)の番手。初日には交しているだけに初優勝のチャンスは十分だ。

永岡孝史記者

2022年1月28日 18時40分

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