堀江省吾が特別昇班 ~静岡競輪場~

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堀江省吾
約1カ月ぶりのレースも問題なく完全V。特別昇班後も力を存分に発揮する
デビュー戦の静岡で決めた。

 4月13日に静岡競輪場でF2のチャレンジ決勝が第8レースに行われ堀江省吾(長野・119期)が2月大垣、3月伊東に続いての完全優勝を決めて9連勝を達成。A級2班への特別昇班を決めた。

 レースは赤板前で邊見光輝(福島・119期)が上昇.。堀江は一旦、番手にはまる形となるが、邊見の番手を回る黒川渉(奈良・103期)が追い上げてきたため、3番手に車を下げる。そこを最終ホームで深瀬泰我(静岡・119期)が踏み上げてきて邊見と先手争いに。流れが向いた堀江は2角から痛烈なまくりを決め2着に逃げ粘った邊見を5車身離して優勝した。
 堀江はデビュー戦が昨年4月の静岡。その時は未勝利だったが、今回は完全Vを決めリベンジを果たした格好だ。

 長野県の現役選手はガールズも含め14名と層は薄いが、ナショナルチームから離れて地元で練習するようになった早期卒業生の菊池岳仁(117期)、今期初S級の宮下一歩(115期)、強気な走りが魅力の中嶋宣成(113期)と若手が徐々に力を付けている近況で、楽しみではある。国立大学出身の頭脳派レーサーである堀江は大学から自転車競技を始めたので、まだ伸びシロは十分あり、いずれは自分も長野を引っ張る一人の選手になるはずだ。

木村貴宏記者

2022年4月14日 13時35分

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