番手回りも苦にしない中村翔平 ~京王閣競輪場~

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昨日の敵は今日の友、準決は敵だった渡口を目標にVチャンスをつかむか
A級1,2班戦初Vもあり得る

 6月17日から京王閣競輪場で行われているFⅡナイターは19日に最終日を迎える。ここでは渡口勝成(山口・119期)の番手を回ることになった中村翔平(福岡・117期)に注目した。
 
 中村は準決で渡口の後位に飛び付き番手を奪い2着。器用さを見せた。「最近は(番手に飛び付く)その機会が無かったけど、ほぼ負けたことがない。久留米のバンクに瓜生(崇智・熊本・109期)君や松岡(辰泰・熊本・117期)君らがきて、練習で周回中も競ったりしている」と技術も増している。

 決勝は準決で戦っていた渡口の番手を回ることになった。「渡口君は強いので、全面的に信頼。まずはしっかり付けて」と謙遜気味だが自身は昨年の8月小松島以来の決勝進出。A級1、2班戦でのVはまだないだけに、今回は展開次第ではチャンスがあるだろう。前検日には「来期はS級点を取りたい」と話しており、今回Vを決めれば来期の足がかりにもなるはずだ。

木村貴宏記者

2022年6月18日 21時21分

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