岡本大嗣がS級特別昇級 ~防府競輪場~
鋭い差し脚で白星量産中
10月16日に防府競輪場で行われたFⅡシリーズ最終日のA級1、2班戦の決勝で、岡本大嗣(東京・88期)が優勝。9月広島、10月立川に続いて防府でも3連勝してS級2班に特別昇級を決めた。
レースは目標の城幸弘(山梨・96期)が打鐘で遠藤勝弥(静岡・109期)に強引に叩かれると最終ホームで岡本が番手にスイッチ。4番手に位置した単騎の清水一幸(徳島・109期)が1センターから踏み上げるが、岡本も合わせてまくり踏み合いを制してゴール線を先頭で通過した。
防府競輪場の公式ホームページの優勝者インタビューでは「後輩が前でがんばってくれて、後ろも固めてくれたので、その流れが9連勝に繋がったと思います。連日周りに気を遣わせることもあって、その中でも優勝できる展開を作ってくれて、それで優勝できたのですごく嬉しいです」と周りへの感謝を伝えた。
岡本は2011年から愛媛から東京に移籍。2008年の愛媛所属時には愛媛チームの一員として全プロのチームスプリント種目を制している。今年、A級に降級したがタテ脚があり、番手から鋭い差し脚で白星を量産していた。現在、42歳だが衰え知らずでS級でもまだまだ元気いっぱいの走りを見せるはずだ。