渡邉高志が通算300勝を達成 ~取手競輪場~

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渡邉高志
点数アップが見込めS級昇格も夢では無さそうだ
追い込み転身後は勝率アップ

 12月16日(金)から開催されている取手F2モーニングの5レースにて、渡邉高志(栃木・84期)が番手の仕事をきっちりこなし、デビューから22年と8カ月で通算300勝の節目勝利を達成した。

 レースは任せた山本修平(東京・115期)がホーム手前から一気のカマシで主導権を奪った。踏み出しに集中していた渡邉に、3番手を固めていた佐藤悦夫(栃木・86期)まで出切る。バックから石田宏樹(青森・91期)が良いスピードでまくってきたが、渡邉が巧ブロックで止めて返す刀で踏み直した山本をゴール寸前で差し切った。

 「山本君が強かっただけ。今シリーズで決めたいと思っていたので良かった」と話していたが、あくまで通過点だった様子。

 それでもS級には上がったことがないが、A級では常に上位にいた自在タイプで若手の壁になっていた存在。追い込み型に転身してからは勝率も上がっているだけに、怪我さえなければ来年あたりにはS級点も狙えそう。今シリーズも決勝に乗れるチャンスは十分にあるだけに、今後の活躍には注目していきたい。

永岡孝史記者

2022年12月16日 14時56分

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