今日と明日、福井競輪場に献花台

　現役S1レーサーだった野原雅也（29）さんが3月30日に死去したと、野原さんが所属していた（一社）日本競輪選手会福井支部が4月1日に発表した。
　野原さんは103期生として13年7月福井でデビュー。14年3月のルーキーチャンピオンレース（若鷲賞）を優勝し、弊社でスポンサードするきっかけともなった。その後、同年4月にS級へ特別昇級すると、16年3月大宮でＳ級初優勝、20年12月広島では記念初優勝と順調に出世階段を歩んでいた。G1にも17年以降は常連選手と化し、21年10月の寬仁親王牌では決勝進出も果たしている。3月9日の名古屋FI初日の落車失格が最後のレースとなった。通算成績は658戦189勝。通算優勝は22回。
　父も特別常連の名レーサーだった哲也さん（51期）、妻は人気ガールズレーサーだった美咲さん（106期）。5月の日本選手権競輪にも出場が予定されるなど近畿を代表する機動型として活躍中だった野原さんを偲び、4月2日、3日に、福井競輪場（正門側）では「献花台」が設置された。