まくり連勝の塚本勝士に食指が動く ~立川競輪場~

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塚本勝士
S級経験もあり経験値は高い
調子は右肩上がりで一発十分

 4月5日(水)から立川競輪場にて開催されているS級シリーズは7日(金)に最終日を迎える。A級決勝には宇都宮の開催指導員・塚本勝士(栃木・81期)、松戸の開催指導員・相樂修(千葉・78期)、小田原の開催指導員・高橋佑輔(神奈川・96期)の3人が勝ち上って高配当を演出。中でも連日の動き光る塚本勝士に注目したい。

 初日から単騎で鋭いまくりを連発。決勝は同県の坂本将太郎らも勝ち上がり、並びに注目が集まったが「将太郎(坂本)は気を遣わず好きなようにして欲しい。付いてもらうと俺もストレスだから(苦笑)。連日まくれているけど根拠のない調子の良さだからね。バイオリズムがいいだけだと思っている」と、あくまで展開に恵まれたと話し単騎戦を選択。

 前回の京王閣でも準決勝で単騎でまくっており、単騎戦の戦い方を確立しつつある様子。「単騎での自力を意識し出したのは今期の始め。3番手を回っていて離れてしまったことがきっかけ。それで吹っ切れて自力で戦うようになってからの着はいいですね。あとは神山雄一郎さん(栃木・61期)と練習する機会があって刺激を受けたからですね」と競輪界のレジェンドから気合を注入されたらしい。

 決勝は後藤悠の先行一車だが、後ろは坂本将太郎と那須久幸で競りに。両者の競り合いが長引き、後藤に油断があれば、塚本が必殺のまくりでのみ込んで完全Vもありそうだ。

永岡孝史記者

2023年4月6日 18時16分

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