九州は一つ!9連勝かかる後藤大輝を先頭に3車が結束 ~小倉競輪場~
決勝戦は石口慶多、小西晴己との3分戦
6月8日から小倉競輪場でF1ナイターシリーズが開催されている。今シリーズでのS級へ特別昇級がかかる後藤大輝(福岡・121期)は連日力強い先行策で逃げ切り、9連勝へ王手をかけた。
準決勝を終えた後藤は「めちゃくちゃペースをスローに落とされたので、今日はキツかったですね。自分で立ち上げるのは苦手なので。出切ってからはしっかり踏み直せたし、問題なかった」と振り返る。
鶴良生(福岡・111期)、谷口力也(熊本・119期)が勝ち上がり3人で決勝戦の並びを話し合った結果、後藤が前回りとなり「自分で人の後ろを回る選択肢はなかった。自分の力で(S級に)上がりたいので。これで(9連勝への王手は)3回目ですけど来期からS級だし、今回が一番楽に走れている。もちろん9連勝できればいいですけど、内容ある走りをしていきたい」と胸中を教えてくれた。
番手回りとなった谷口は「鶴さんが回ってくれと言ってくれたので番手になりました。後藤君の番手は初めて。もちろん9連勝かかっているのは分かっていますし、迷惑をかけないように付いていきたい」とサポートに徹する構え。
A級決勝戦は10日の11レース(発走予定時刻20時05分)に行われる。結束した九州勢の先頭で、後藤が「3度目の正直」を決められるか注目だ。