大怪我から復帰後の初勝利

　2023年9月1日青森競輪場でFⅠナイターの初日が行われた。S級予選の８レースに出走した高橋陽介が磯島康祐のカマシをゴール前で捕らえて１着。昨年7月20日以来、約１年ぶりの勝利を手にした。

　「復帰後初の１着ですね。また、抜けないかと思った。こういう時に抜けるなら、チャンスはありますよね。うれしくなった」と顔がほころんだ。昨年11月の小田原FⅠ準決勝で落車した時は「手術とリハビリもあって、選手に戻れないかと思ったくらい。半年休んでいたけど何もできなかった」というほどの大怪我を負っていた。

　近況のレースは「100％戻ってはいないけど、離れることとかはないし、瞬発的なものは大丈夫。ビビッて勝負できないとかもないです」と徐々に戦える手応えも得ていた。

　そんな中での地元戦の勝利。地元戦はめっぽう強く「A級の初優勝もS級の初優勝も青森なんです。一昨年、久しぶりに優勝できたのもここでした」と〝地元３割増し〟の力を発揮している。

　「１着が取れると気持ちが違いますね。明日もできる限り頑張ります」と準決勝でも奮闘を誓った。

• 選手詳細データ

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  高橋陽介 選手青森・89期