自力の決まり手が増す藤田真 ~取手競輪場~

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藤田真
積極性が増し上昇気配で強気の攻めで準決突破を目指す
準決勝が壁になっている

 25日から行われているA級1、2班戦での取手競輪、モーニング開催は初日が終了。打鐘過ぎでは藤田真(兵庫・89期)が5番手になったが最終ホーム過ぎに近藤圭佑(埼玉・121期)を叩いて出ると、番手の菊谷信一(大阪・90期)の援護もあったが振り切って押し切った。
 
 それにしても藤田は決まり手にもっと幅があったようだが、以前よりも自力の決まり手が増えているのが目立つ。どういう事なのだろうか。前検日では「後手を踏まないように前々に踏んでいたら自力の決まり手が増えてきた」と話し、それが要因だろう。
 
 藤田は連対率こそ上がってきているが、準決が壁になっており、今期も前々回の豊橋しか決勝に進出できていない。そこについては「構えてまくっていたら着も悪いし、出切ったら行かないと若い子には勝てない」と分析する。
 準決は展開は2分戦で相手は初日特選を制した猪狩祐樹(福島・99期)が相手。それでも近畿3車に加え渡会啓介(愛知・83期)が付いてラインは4車になった。「4車になったのは大きい」と話し猪狩相手に強気に攻めるか。ラインの長さを生かし準決を突破したい。

木村貴宏記者

2023年9月25日 16時11分

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