S級が見えてきた土田武志 ~松戸競輪場~

photo-71944
土田武志
「まずは準決突破を」と謙虚だが積極的な走りは別線にとっては脅威
積極的な走りは変わらない

 松戸競輪場では明日の20日からミッドナイト開催「第8回東京電設工業杯」が行われます。ここでは近況成績が上向いている土田武志(茨城・115期)を取り上げたい。

 土田はここ4場所で9月宇都宮と前回の武雄で2度のV。2回とも番手の競走で優勝したので追い込みの方が向いているか聞くと「番手でVを獲っていても何もできていない」と話し、やはり持ち味は自力のよう。点数が上昇しているが「9月宇都宮の前にミッチリ練習したのと、吉田有希(茨城・119期)君にセッティングを見てもらった。点数が上がったからビックリして自分でもどうした?って。兄(栄二・茨城・115期)も焦ってますね」。
 点数が上がってきたことでS級入りも見えてきた。それでも「ここまできたら狙いたいですね。でもやるやることは変わらない。もう少し力を付けて」と積極的な走りを貫く様子だ。
 
 初日特選は単騎戦かとも思われたが、伊藤成紀(大阪・90期)-松山桂輔(愛知・88期)が付きラインは3車になった。土田は「一人だったら7番手でプラプラになっていたかも。付いてくれる方がいた方が気持ちが入るし心強い。しっかり力を出し切る競走で」。後ろは他地区でも持ち前の積極策で別線完封を狙う。

木村貴宏記者

2023年10月19日 18時38分

開催情報

ページトップへ