高木和仁は「50歳を過ぎてもS級で」 ~取手競輪場~

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高木和仁
決勝は後輩の上野恭哉を頼りに差し脚を伸ばす
紫原政文、加倉正義らが励みに

 取手競輪場で行われているモーニング開催、『¥JOY×プロスポーツ杯』は2日目を終了。6レースでは高木和仁(福岡・76期)が目標の松本秀之慎(熊本・121期)と内に包まれる苦しい中で2センターから内を突いてゴール前で突き抜けた。「競輪とはわからんもんですね」とホッとした様子だ。

 高木は現在49歳で来年の7月に50歳になるが、「50歳を過ぎてもS級で走りたい」と話す。そこには同じ久留米バンクの先輩である紫原政文(福岡・61期)、加倉正義(福岡・68期)の存在が大きい。
「2人は僕に限界がないのを示してくれる。今さら右肩上がりになるわけはないので、平行線になるので一杯。でも、そこは(紫原、加倉とは)情報交換をして」と脚だけではなく、視野を広げた中で成績を維持している。
 「僕も後輩ができる中で、言うだけではダメ」と成績である程度の実績を積んでいれば、先輩の立場として言葉にも重みがあるだろう。

 高木は前検日からS級点へ勝負駆けと話し「ここまできたらS級点を取りたい」と目標がさらに近づいた。今年1月からS級で1期務めたが、それ以来のS級復帰を狙っている。決勝で目標とするのは同県の後輩である上野恭哉(福岡・119期)で、上野も「先行も考えるし、先輩が付くのでしくじらない様に」と奮起しそうな気配。高木にも十分勝機はあるだけに注目したい。

木村貴宏記者

2023年12月8日 17時40分

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