復帰戦の嶋津拓弥が優出 ~川崎競輪~

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嶋津拓弥
復帰戦の不安を払拭して決勝に挑む
地元Vへ視界は良好

 川崎競輪F1ナイターは、9日(金)に最終日が行われる。S級決勝12レースには、復帰戦だった地元の嶋津拓弥(神奈川・103期)が準決勝1着で進出。地元Vへ向けて闘志を燃やした。

 準決勝11レースは、大石剣士のカマシに乗って差し切り勝ち。12月松阪での落車で左手薬指、小指骨折のケガを負って約2ヵ月近い欠場を余儀なくされたが、きっちりと勝機をモノにして決勝へと勝ち進んだ。

 「大石君が強かったですね。恵まれましたよ。ちょっと自分は余裕がなかったけど、(ラインで決まりそうで)大丈夫だなと思って抜きに行ったら大石君がかなり踏み直した。びっくりしたけど、差せて良かったです。ケガは大丈夫ですね。初日も思ったよりも走れていたし、問題ないと思います」

 決勝戦も、全幅の信頼を寄せる大石との連係。三度で呼吸を合わせて、地元Vを狙う。

 「大石君とは(8月)伊東で連係してうまくいかなかった。その分も準決はワンツーが決まって良かったですね。決勝もお任せで。彼が優勝する走りをしてくれれば良いですよ。それを差せば優勝なんで」

 戦歴上位の島川将貴や、自力同士で並ぶ茨城勢を、地の利のある南関コンビがラインの力で迎え撃つ。

熊谷洋祐記者

2024年2月8日 21時32分

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