武藤龍生が通算200勝を達成 ~西武園競輪場~

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武藤龍生(写真:中央)がラインを固めた2人(左:森田優弥、右:岡本大嗣)とともに撮影に応える
地元の記念で節目を飾った

 4月21日(日)に西武園競輪場で行われている開設74周年記念「ゴールド・ウイング賞」。開催3日目の8レースで地元の武藤龍生(埼玉・99期)が森田優弥の先行を交わし通算200勝の節目を達成した。
 レースは関東ライン4車の先頭を務めた森田が正攻法を選択。中井太祐、川口雄太の順番に切った流れに乗って、打鐘で一呼吸置いて仕掛けると4番手の稲村成浩は離れてしまうが、最終ホームではライン3人を引き連れて先頭に立つ。番手の武藤が別線ににらみをきかせつつ森田を交わし、3番手の岡本大嗣は内を締めつつ続いてラインで確定板を独占した。

 レース後に武藤は「(200勝は)意識はしていましたけど、自分よりもラインのことをやった上で。その結果でできたらといいなと思っていました」とラインの役割を強調した。しかし、200勝達成記念の撮影時には「これができてよかった」とレースでみせる厳しい表情を崩し、照れを隠すような柔らかい表情で撮影に応えた。「ここに向けてやってきたことをレースで発揮したい」としめくくった武藤が、残り2日間も存在感を放つ。
 

角田祐馬記者

2024年4月21日 15時30分

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