今は力を付ける時

　大宮競輪場では27日からFⅡ開催が行われ10レースでは勝部貴博(福岡・105期)が先行。番手の藤田剣次(福岡・85期)には差されて2着だったが九州でライン連独占を決めた。

　勝部は初日を振り返り「展開が向きましたね。別線が踏み合っていたからケリが付いてから仕掛けようと。ライン3車で連独占ができたのは大きい」。初日はすんなり先行したわけではなかったが、最終的には積極策。前回の岐阜でも3日間先行し、最終バックも3日間取っており以前よりも積極性が増したように見える。
そのことに付いて勝部はこう返してくれた。「逃げた方が悔いが無いから。体力が続く限り頑張ります」。まくりでも、もちろん勝てるレースはあるだろう。それでも納得したレースをしたいのかもしれない。
　
　勝部は徐々に力を付けている様子で今後はS級入りが見えてくるだろう。「一回失格しているので」と今期はS級点を諦めている様子だが、「来期に向けて頑張りたい。そのためにも今は力を付けていきたい」と話す。現在、35歳で年齢的には追い込み型が多いだろう。それでも勝部は積極的な走りで力を付けていく。

• 選手詳細データ

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  勝部貴博 選手福岡・105期