兆しが見えてきた福田要 ~取手競輪場~

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福田要
初日を走り好感触で準決でも好走を期待
来期はA級一班でS級も視野に入れる

 取手競輪場では24日にモーニング開催の初日が行われ5レースでは福田要(宮崎・121期)が鋭いまくりを披露し快勝。上りタイム11秒3は勝った選手の中では一番時計だった。

 福田は初日を振り返り「2分戦だったので一回突っ張りました。その方が相手に脚を使わせることができる。落ち着いて走れました」と勝った中でも冷静さも光った。
ここ3場所は決勝に乗れていない。「3月の松山で落車してフレームを換えたが合わなくて」と不安はあったようだが、同期の東矢圭吾(熊本)のフレームを使ったことで
「今回は良いと思う。モーニングもあまり走ることはなかったけどスッキリしたし初日を乗り切れば」と初日を走り終えて兆しが見えてきた。

 福田は来期はA級1班。「まずは初日特選を走れるように点数を上げて。そこからS級も狙っていきたい」とさらなる上昇を目指す。準決は3分戦で初日特選を制した同期の室井蓮太朗(徳島)と坂本拓也(福島・111期)が相手。特に室井は同期だけでなく仲も良い一人。「準決で対戦するとは思わなかった。でも負けられない」と闘志を燃やす。激戦必至の準決勝の中で勝ち上がり決勝に進出できればさらに明るい光が見えてくるはずだ。

木村貴宏記者

2024年5月24日 15時00分

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