好感触を匂わせる戸塚涼介 ~立川競輪場~

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戸塚涼介
準決勝で見事な逃げ切りを決め勢いに乗る
先行で若手を倒し自信になった

 立川競輪場では14日に2日目の競走が行われ第5レースでは戸塚涼介(埼玉・111期)が打鐘で叩いて先制。見事に逃げ切りを決めて連勝で決勝進出を決めた。

 点数以上の力を持つ戸塚の良い面が見られたレースだった。後方になった神尾敬冬(静岡・123期)は仕掛けを合されたし、叩かれ巻き返し踏み上げた岡崎陸登(愛媛・123期)の強襲も封じて逃げ切った。「行くのは決めていたけどいいタイミングで行けたし、自分のペースでいけた。若い機動型を先行で倒して自信にもなりました」。夏に向けて気温が上昇し「暑くなったから体も動く」のも状態が良い要因だろう。

 決勝は東日本の3人は動ける選手だけに各々単騎戦とも思われたが、戸塚と同期の内田淳(千葉)が付くことになった。
「(内田とは)仲は良いと思いますよ。僕が勝手に思っているだけかもしれないけど」。内田にしても仲が悪いのなら戸塚に付くことはないだろうし、
戸塚の力を信じてのことだろう。
 確かに決勝は同型の相手である櫻木雄太(福岡・123期)や岡崎がおり強敵だ。しかしツボにはまった時の戸塚には魅力がある。どこまで櫻木や岡崎を苦しめるのかにも注目したい。

木村貴宏記者

2024年6月14日 15時30分

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