気持ちが上がってきた小川勇介 ~立川競輪場~

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小川勇介
前回は地元小倉で師匠の冠杯でVを決め意気上がる
前回は師匠・吉岡稔真氏の冠杯でV

 立川競輪場では明日16日からFⅠシリーズ『関東カップ』が行われる。ここでは前回の小倉で地元Vを決めた小川勇介(福岡・90期)を取り上げたい。

 小川の前回小倉Vはただの優勝ではない。師匠・吉岡稔真氏の冠杯『第18回吉岡稔真カップ争奪戦』でのV。過去に当大会でのVが無い小川にとっては「GⅠとかもあるけど、それよりも取りたかった」タイトルだった。
「優勝は前の町田太我(広島・117期)君と後ろの市橋司優人(福岡・103期)君のおかげ。町田君は番手にはまったけどすかさず行ってくれた気持ちが嬉しかったし僕は離れない様に集中していた」。そしてゴール寸前でタイヤ差交わしてのV。2月の全日本選抜の前に軽い脳梗塞をしたが、療養中の吉岡氏が駆け付けた中でのV。小川も吉岡氏も力になったことだろう。

 小川は意外にも前回の小倉が今年初V。「気持ちも上がってきた」と話す。初日特選は菊池岳仁(長野・117期)の先行一車だが、小川は自分で戦うことを選択。総力戦の構えだが、勢いに乗った今なら怖い。動向に注目したい。

木村貴宏記者

2024年7月15日 15時50分

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