久島尚樹が節目の200勝を達成 ~福井競輪場~

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久島尚樹
キュウちゃんの愛称で親しまれている久島選手
今年前半戦は苦しんでいたが徐々に復調ムード

 7月22日に福井競輪場で行われた開設74周年記念『不死鳥杯』のシリーズ3日目の4レースで久島尚樹(宮崎・100期)が節目の200勝を達成した。この日は初連係の渡口勝成に前を託す一戦であったが、冷静に番手でリードして直線で鋭く抜け出した。
 「(節目の200勝は)全然、意識はしていなかったんですけどうれしいです。初めての連係だったんですけど、後輩から積極的に行くタイプっていうのは聞いていたので。ジャンから駆けて行ってくれて、ホームでカカリ切ったかなって思ったところで(中嶋に)行かれてしまったんですけど。結果的に一人だったので。本人は合わせ切り高ったみたいですけど、想定内というか自分は落ち着いてサポートをしようと思って。伸びは良かったと思います」
 
 思い出の1勝はという問いには「S級の優勝は嬉しかった」と昨年10月の和歌山F1でのS級で初優勝したときを思い返しながらコメントし、「後輩とのワンツーもうれしかったですね」と5月函館G3の3日目に同門の田村大と連係して初めてワンツーを決めたうれしそうにレースを振り返った。

 今年は1月の名古屋F1シリーズ2日目に落車のアクシデントに見舞われた長期離脱をよぎなくされ、取手のウィナーズカップで復帰するもその後も名古屋で落車影響が残っており苦しい戦いが続いていた。
 「名古屋の落車で鎖骨を骨折しました。左側ですね。左側からしか転ばなくて、今回で5回目でした。本当は全日本選抜を走りたかったんですけど…。ウィナーズカップはどうしても走りたくて走ったんですけど、無理やり出た感じだったのでダメでした。まだ絶好調ではないんですけど7、8割は戻っていると思うので」
 
 G1初出場のチャンスであった全日本選抜出場は叶わなかったが、まだ今年で33歳。チャンスはまだまだ巡ってくるはずで、復調への階段を一歩ずつ進む。

細川和輝記者

2024年7月22日 13時05分

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