状態が良くなりつつある根本哲吏 ~立川競輪場~

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根本哲吏
今シリーズで好感触の気配あり決勝も好走に期待
自力の脚はまだ捨てていない

 立川競輪場では6日から『第16回山口健治杯・日本名輪会カップ(FⅠ)』が開催され、7日は2日目の競走が行われた。第10レースでは町田太我(広島・117期)にはまった根本哲吏(秋田・97期)が抜け出して一着。連日、動きと判断も良く決勝進出を決めた。

 根本は5月の西武園決勝で落車。その後は一息の感だったが、今節は動きが冴えている。「8月の青森から徐々に良くなってきた感じです。(5月の西武園で)落車してから初めての決勝。準決はたまたまだったけど余裕はありました」と話す。
 根本といえば決まり手を見る通り自在のイメージ。今シリーズは初日は大川剛(青森・121期)の番手、準決勝は自分で戦うレースだった。今後はどう戦っていくのだろうか。
「北日本の後輩も増えてきた。番手を回る競走になるけど、自力は捨てないつもり。先行する脚も残したい」。
決勝は北日本同士の山崎芳仁(福島・88期)に任された。責任感ある立場だが根本は「やれることをやります」と話す。持ち前の巧さとタテ脚で勝負する根本に注目したい。

木村貴宏記者

2024年9月7日 19時10分

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