地元記念、ダービーに期待膨らむバンクレコード

　伊東温泉競輪場で開催されている大阪・関西万博協賛「第9回ウィナーズカップ（G2）」は、3月23日に最終日が行われ、6レースでは山田庸平（佐賀・94期）が1着。8秒9の上がりタイムを叩き出して、新田祐大のもつバンクレコードを約11年ぶりに塗り替えた。伊藤颯馬を目標にレースを運んだ山田は、伊藤の余力がなくなると、まくりに転じて北日本勢を仕留めてシリーズ3勝目を挙げた。5レースの兄、山田英明に続いて兄弟で連勝。ともに地元、武雄記念（4月10日から）、名古屋での日本選手権（4月29日から）と大舞台が待っているだけに、これからさらなる上昇カーブを描いていきそうだ。

【山田　庸平】
　「（伊藤）颯馬の出もいつもより出てなかった気がしました。（伊藤が止まって）あとは内に行くか、外に行くかでした。一瞬、待ってかぶらないようにでした。昨日（準決）が良くなくて、セッティングを見直して今日が一番感覚が良かった。ここ最近が良くなかったので、これでいい方向にいくのかなと。帰ってしっかりと練習します」