積極策を心掛ける山田駿斗 ~京王閣競輪場~

準決は同期の稲毛知也が相手で激戦必至
6月16日に京王閣競輪場でFⅡミッドナイトシリーズの初日が開催された。8RにはA級1、2班戦の予選が行われて、今期2Vの山田駿斗(千葉・123期)が登場。岩城佑典、宮下一歩が相手の3分戦で予選の最激戦区とうたわれる一戦だったが、番手にハマった山田が打鐘過ぎ2センターからすかさず出て後続を完封。遠藤勝行-安坂洋一も続き南関決着に導いた。
「突っ張ろうとは思っていたけど、宮下さんも引かないだろうなとは思っていた。(宮下が)一車で来たので、とりあえず番手に収まったけど、先行の決まり手をつけたかったのですかさず行きました。何とかラインで決まって良かったです。前回の川崎は良くなかったけど、その時に比べれば良くはなっていますね。今はS級に向けて先行で力をつけたいと思っています。課題は流れのなかで楽に前に出ることですね。流れに乗れないと出切るまでにきつくなってしまうので。(近況はPIST6を走ることも多く)自転車が違うし、どうしてもフォームとかが変ってしまうけど、長くローラーに乗って良くなりました。準決とか決勝とかでも積極的に走りたい気持ちはあるので、明日も頑張りたいです」
本来はカマシやまくりを得意とするダッシュタイプだが、近況は突っ張り先行なども多用し、積極性が増している印象。準決は同期で徹底先行の稲毛知也が相手となるが、構えず力勝負で白星をつかみ取る。