S級最年長Vを目指す山口富生 ~立川競輪場~

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山口富生
再度で目標にする橋本優己を頼りにS級最年長Vを目指す
優勝なら今年2月Vの内藤宣彦の記録を塗り替える

 立川競輪場では16日からFⅠシリーズ『第17回山口健治杯・日本名輪会カップ』が開催されており、17日は2日目の競走が行われた。10レースでは山口富生(岐阜・68期)が6番手と後方に置かれながらも直線で巧くコースを踏んで3着。初日特選で1着だったのもあり、決勝進出を決めた。

 「間に合わないと思って内へと行きました。初日特選で1着を獲っていたのが良かった。何とかですね」とホッとした様子だ。
山口は現在55歳。決勝で優勝すればS級での最年長記録、過去は今年2月の岐阜でVの内藤宣彦の53歳11か月の記録を塗り替える。
「最近は、毎回周りの人にS級最年長Vのことを言われる。勝ちたいのは勝ちたい。橋本君のアクセル次第ですよ」。
決勝で目標とするのは準決勝でも付けた橋本優己。橋本は準決を振り返り「準決は気持ちが弱かった。何やってんだと。申し訳なかった」と後方になったのを反省。
決勝は強気の仕掛けもありそうだ。それなら山口にもチャンスが出てきそう。「周りも強い」と話す山口だが、出番は十分あるはずだ。

木村貴宏記者

2025年9月17日 19時00分

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