それぞれの兄弟あっ旋で地元記念開幕 ~四日市競輪場~
今シリーズはナイター開催
11月7日に幕を開ける四日市競輪開設68周年記念「泗水杯争奪戦(G3)」。ナイターでの今シリーズは、「ベストって言ってもいいメンバーじゃないですか」と、坂口晃輔が言うように、S級S班の浅井康太をはじめ、ホームの四日市勢が充実の戦力で他地区を迎える。さらには柴崎俊光、淳、伊藤裕貴、稔真の“ダブル兄弟あっ旋”にも、熱い視線が注がれる。
ホームバンクの四日市では今シリーズが5度目の兄弟での配分となる柴崎兄弟。とくに兄、俊光(初日6R)は終始、いつも通りの笑顔でリップサービスにつとめていた。
「どっちの兄弟の成績がいいか勝負しようって言ったんですよ。それで負けた方が罰ゲームって、そしたら伊藤兄弟は嫌だって(笑)。自分たちも淳が呼ばれれば、僕が呼ばれないいう時もあったんでね、一緒で良かった。それにここにきて伊藤兄弟もですから」
しかしながら、今回が初の兄弟あっ旋となる伊藤兄弟は、弟の稔真(同3R)が初の地元記念とあって力が入るのも当然だろう。兄の裕貴(同6R)は「しっかりやることはやってきました」と、力強く言い放つと、弟を思いやる。
「自分がブロックセブンっていうのはあったけど、(4日間)正規の配分で一緒っていうのは初めて。トシ(稔真)は地元記念が初めてだから緊張していると思う。自分は地元記念の過ごし方とかは慣れてるけど、トシは緊張しいだから」
頼れる兄とのホーム記念。地元勢のトップバッターとして流れををつくり、兄につなげたい伊藤稔真の走りをまずは見守りたい。